株2chまとめ
1: 海江田三郎 ★ 2017/01/28(土) 14:05:06.85 ID:CAP_USER http://toyokeizai.net/articles/-/154286
http://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/6/-/img_c63b11652348b279daec53dd8df6031c69834.jpg
(中略)
最も苦労したのが、見本品のほとんどが割れたローターだ。それまでシチズンが発売した、 当時の最薄ソーラー時計「ステレット」(2002年発売)では接着剤などを駆使し固定していた。だが、「エコドライブ・ワン」では より部品数を減らすためレーザー溶接で固定した。こうした工夫を積み重ね、ついに当初目標の薄さを実現。
バーゼルワールドに出展したところ、ブルームバーグによる「2016年のバーゼルワールドで本当に驚く6つの時計」の1つに選ばれた。
並み居るスイスの高級時計メーカーが出展する中で高評価を得た「エコドライブ・ワン」。しかし出品した時計は初号機 の「とりあえず動くモノ」であり、日常的な使用のレベルには達していなかった。そこで今村は、信頼性に不安があるローターの改良に取りかかった。
バーゼルワールドに出した段階では2工程で加工していたが、一気に加工することによって、品質の安定を確保。よ うやく量産できるようになるまでこぎつけた。出来上がった時計を見て、戸倉社長も満足げだったという。
しかし、ここで新たな悩みが浮上する
実際に発売するにあたって値付けをどうするのか。決定した価格は、革製ベルトの限定モデルは世界限定800本で1本70万円、 メタルベルトのレギュラーモデルは3色展開でそれぞれ30万円。強気ともいえるこの価格設定に、社内でも不安の声が上がった。
これまで消費者にはGPSなどの機能が付加価値として認められていたが、「エコドライブ・ワン」は薄さオンリーで勝負する。はたして 数十万円の対価を得られるのだろうか。
だがこうした懸念は杞憂に終わる。蓋を開けてみると、2016年10月末に発売された70万円の限定モデルは予約だけでほぼ完売。
11月末に発売した30万円のレギュラーモデルは50代のミドル層に人気だ。
技術の進展に伴い、GPS連携やアウトドアのため高度や方位が分かるなど、時計の機能は多様化している。そうした時代の流れにあって 「エコドライブ・ワン」はそのシンプルさに価値が認められた。メタル製ベルトの時計が売れた後には、革ベルトの時計が売れたりするように、トレンドには揺り戻しがある。「エコドライブ・ワン」の薄さがウケた背景には、こうしたトレンドの揺り戻しも一因ではないだろうか。
同商品は時計作りの基本も追求している。それは「良い時計を薄く作る」ということだ。シチズンのソーラー発電技術であるエコドライブは、 この40年間で大きく進化してきた。
フル充電で1年もつ
当初は一応電池として機能するといったレベルで、充電しないと1週間も電池がもたなかった。しかし現在では、袖で時計が隠れて充電しにくい 冬でも電池が切れないように、フル充電で6カ月電池がもつことが最低基準となっている。「エコドライブ・ワン」の場合はフル充電で1年間もつ。
いかに効率よく電池をため、いかに少ないエネルギーで駆動するか。さらに機能が増えることによって大きくなりがちなサイズをいかに 使いやすい大きさに納めきるか。いつの時代も変わることのない時計開発者の探求心によって生まれた1つの到達点が、「エコドライブ・ワン」だった。
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【【時計】シチズンの世界最薄「厚さ2.98ミリ」の腕時計がウケた理由】の続きを読む
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(中略)
最も苦労したのが、見本品のほとんどが割れたローターだ。それまでシチズンが発売した、 当時の最薄ソーラー時計「ステレット」(2002年発売)では接着剤などを駆使し固定していた。だが、「エコドライブ・ワン」では より部品数を減らすためレーザー溶接で固定した。こうした工夫を積み重ね、ついに当初目標の薄さを実現。
バーゼルワールドに出展したところ、ブルームバーグによる「2016年のバーゼルワールドで本当に驚く6つの時計」の1つに選ばれた。
並み居るスイスの高級時計メーカーが出展する中で高評価を得た「エコドライブ・ワン」。しかし出品した時計は初号機 の「とりあえず動くモノ」であり、日常的な使用のレベルには達していなかった。そこで今村は、信頼性に不安があるローターの改良に取りかかった。
バーゼルワールドに出した段階では2工程で加工していたが、一気に加工することによって、品質の安定を確保。よ うやく量産できるようになるまでこぎつけた。出来上がった時計を見て、戸倉社長も満足げだったという。
しかし、ここで新たな悩みが浮上する
実際に発売するにあたって値付けをどうするのか。決定した価格は、革製ベルトの限定モデルは世界限定800本で1本70万円、 メタルベルトのレギュラーモデルは3色展開でそれぞれ30万円。強気ともいえるこの価格設定に、社内でも不安の声が上がった。
これまで消費者にはGPSなどの機能が付加価値として認められていたが、「エコドライブ・ワン」は薄さオンリーで勝負する。はたして 数十万円の対価を得られるのだろうか。
だがこうした懸念は杞憂に終わる。蓋を開けてみると、2016年10月末に発売された70万円の限定モデルは予約だけでほぼ完売。
11月末に発売した30万円のレギュラーモデルは50代のミドル層に人気だ。
技術の進展に伴い、GPS連携やアウトドアのため高度や方位が分かるなど、時計の機能は多様化している。そうした時代の流れにあって 「エコドライブ・ワン」はそのシンプルさに価値が認められた。メタル製ベルトの時計が売れた後には、革ベルトの時計が売れたりするように、トレンドには揺り戻しがある。「エコドライブ・ワン」の薄さがウケた背景には、こうしたトレンドの揺り戻しも一因ではないだろうか。
同商品は時計作りの基本も追求している。それは「良い時計を薄く作る」ということだ。シチズンのソーラー発電技術であるエコドライブは、 この40年間で大きく進化してきた。
フル充電で1年もつ
当初は一応電池として機能するといったレベルで、充電しないと1週間も電池がもたなかった。しかし現在では、袖で時計が隠れて充電しにくい 冬でも電池が切れないように、フル充電で6カ月電池がもつことが最低基準となっている。「エコドライブ・ワン」の場合はフル充電で1年間もつ。
いかに効率よく電池をため、いかに少ないエネルギーで駆動するか。さらに機能が増えることによって大きくなりがちなサイズをいかに 使いやすい大きさに納めきるか。いつの時代も変わることのない時計開発者の探求心によって生まれた1つの到達点が、「エコドライブ・ワン」だった。